委託事業部 | 第1期 ※2018年3月31日終了
NEDO委託事業部(第1期)の概要
NEDO委託事業部「先進・革新蓄電池材料評価技術開発(第1期)」の研究は、以下の目標を掲げて実施されました。すなわち、世界的な企業間競争が激化しつつある蓄電池産業において、我が国の競争優位性を確保するためには、高性能・低コストの蓄電池を他国に先駆けて開発し、継続的に市場へ投入していく必要があります。そのため、本研究は、先進リチウムイオン電池や革新蓄電池の技術進展に合わせて、産業界の共通指標として機能する材料評価技術(標準電池モデルの仕様、作製法、性能評価条件・手順等)を確立し、国内材料メーカーからの迅速な新材料提案や国内電池メーカーの開発効率向上を促進することで、高性能・低コストの蓄電池の早期実用化を図ることを目的としました。
そこで、先進リチウムイオン電池として、以下の評価技術開発を実施しました。
- PJ-1
- 高電位正極(LNMO)電池
- PJ-2
- 高容量正極(Li過剰固溶体)電池
- PJ-3
- 高容量負極(Si系材料とそれに組み合わせる厚膜正極)電池
- PJ-4
- 難燃性電解液(高電圧の安全性評価が可能な4.5V LCO/黒鉛系電池)
また、革新蓄電池として、 以下の評価技術開発を実施しました。
- PJ-5
- 硫化物系全固体電池
NEDO委託事業部(第1期)の研究開発の全体スケジュール
NEDO委託事業部(第1期)で策定した材料評価用の標準電池モデル
各PJの標準電池モデル性能と評価法の開発例
※標準電池モデルを用いた材料評価は、LIBTECの自主事業部に参加されている組合員のみを対象としています。