LIBTEC電池製造プロセス

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電極作製

1.1スラリー作製

組合員企業の電池材料などを用いてスラリー(合剤塗料)を作製します。正極スラリーは、混練機で正極活物質、結着剤、導電材および有機溶剤を、混練し作製します。負極スラリーは、混練機で負極活物質、結着剤、導電材および分散増粘剤を混練し作製します。
作製した電極スラリーは粘度計やレオメーターを用いてLIBTEC内で定められた規格値内か検査され、良品のみが次の工程に進みます。

  • 混練機(プラネタリミキサー)

  • 電極スラリー

  • コーンプレート型粘度計

  • レオメーター

1.2塗工〜プレス〜スリット

塗工装置

作製した各電極スラリーを基材(正極はアルミ箔、負極は銅箔)に塗工します。次に、電極スラリーが塗られた基材を乾燥して有機溶剤を蒸発させ電極を得ます。

ロールプレス機

ロールプレス機で電極の合剤部分の厚みを調整します。

切断巻き取り装置(スリッター)

切断巻き取り装置(スリッター)で、電池容器内に収まるように電極を切断加工します。

電極(黒鉛負極)

完成した電極は、マイクロメーターや高精度天秤を用いて検査し、LIBTEC内で決められた規格値内の電極だけが次の工程に進みます。作製した電極は評価・解析を実施する場合もあります。
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組立工程

捲回機

捲回機を用いて、正極と負極がセパレータで絶縁された状態に巻き取ります。

捲回体

捲回体をラミネート電池容器内に納めます。

X線透過装置

絶縁試験機で短絡について、X線透過装置で捲回体の捲きずれ検査を実施します。

カールフィッシャー水分計

検査に合格した電池には、電解液を注液します。注液する電解液は予め、カールフィッシャー水分計で水分量を検査した電解液です。
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仕上げ工程

注液した電池を一定時間エージングして、充放電します。この工程では電池内部に発生したガスの抜き取りも実施します。

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検査

仕上げ工程後、容量、OCV、抵抗、重量、厚み、体積について検査を行い、LIBTECで決められた規格値内の電池のみを評価用として採用します. 電池の製造は数十〜百セル単位を1ロットとし, その数量で各検査値の偏差が極わずかであることがLIBTEC製電池の最大の特徴です。

下図はLIBTEC製電池(1Ahラミネート電池)の50セル分の容量検査時の充放電曲線(50セル重ね書き)と各電池の定格容量を示しています。ほとんど容量差がありません。

LIBTEC 製電池(1Ah ラミネート電池)容量検査充放電曲線(50セル重ね書き)と各電池の検査容量

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完成

LIBTECでは、評価に合わせてコイン型電池、30mAhラミネート電池(単層)、1Ahラミネート電池(捲回型・積層型)、5Ahラミネート電池(積層型)などをラインナップしています。